DUNS(Data Universal Numbering System、ダンズ)は、アメリカの Dun & Bradstreet 社(D&B)が管理する、世界共通の企業識別コードです。SSL/TLS 証明書の中でも、企業の実在性を厳格に審査する OV / EV 証明書の発行において、DUNS 登録データが活用されます。本ページでは DUNS の概要・SSL/TLS 発行における役割・取得方法を解説します。
- 米国 D&B 社が管理する 世界共通の企業識別番号
- OV / EV 証明書発行時の実在性審査をスピード化する
- FujiSSL Business Secure Site なら DUNS 入力で即日発行も可能
🔍 DUNS(ダンズ)ナンバーとは
DUNS(Data Universal Numbering System)は、米国の Dun & Bradstreet 社(D&B)が 1963 年から運営している、世界共通の企業識別コードです。9 桁の数字で構成され、世界中の企業に一意の番号が割り当てられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Data Universal Numbering System |
| 読み方 | ダンズナンバー |
| 表記 | DUNS / D-U-N-S |
| 運営機関 | Dun & Bradstreet 社(米国) |
| 形式 | 9 桁の数字 |
| 登録企業数 | 世界で約 4 億社以上 |
| 取得費用 | 無料(取得時のみ・データ更新は任意) |
DUNS は SSL/TLS 証明書だけでなく、米国政府との取引、Apple App Store の開発者登録、海外取引先からの信用照会など、グローバルビジネスのさまざまな場面で利用されています。
📋 SSL/TLS 証明書発行での役割
以下の証明書では、企業の実在性審査に DUNS 登録データが活用されます。
| 証明書 | DUNS 活用 |
|---|---|
| FujiSSL Business Secure Site(OV) | ✅ 活用される |
| FujiSSL EV Secure Site(EV) | ✅ 活用される |
| セキュア・サーバ ID(旧ベリサイン、旧シマンテック) | ✅ 活用される |
| その他の OV / EV 証明書 | ✅ 多くの認証局で活用 |
| DV 証明書(FujiSSL DV など) | ― 不要(ドメイン認証のみ) |
審査で参照される DUNS 登録項目
- 英語企業名
- 英語住所
- 電話番号
これらが認証局の電話認証・組織実在確認のベースとなるため、DUNS 登録データと CSR(Certificate Signing Request) の内容が一致していることが重要です。
⚠️ よくある審査失敗パターン
DUNS 登録の英語企業名と、CSR 作成時の英語企業名が一致していないと、審査が通過しません。
例:DUNS 登録「Nijimo Inc.」、CSR 登録「NIJIMO Inc.」 → 大文字小文字でも不一致と判定される場合があります。事前確認をおすすめします。
確認すべきポイント
- 企業名の英字表記(スペース・カンマ・「Inc.」「Co., Ltd.」の有無)
- 住所の英字表記(番地・町名・市名・県名・国名)
- 電話番号の表記形式(国番号 +81 を含むか)
申請の際は、事前に DUNS ナンバーを取得し、CSR 作成段階で DUNS 登録内容と一致させていただきますと、発行までスムーズです。
⚡ DUNS ナンバーを持っているメリット
DUNS ナンバーをすでにお持ちの企業は、SSL/TLS 証明書発行で以下のメリットを得られます。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 発行までのスピードアップ | 認証局による組織確認プロセスが短縮される |
| 即日発行への対応 | FujiSSL Business Secure Site では DUNS 入力で即日発行可能 |
| 年末年始・夏季休業中も対応 | 休業期間中でも DUNS 入力済みなら即日発行 |
| 審査通過率の向上 | 第三者機関(D&B)の登録データが認証根拠になる |
DUNS 登録済みの企業は、認証局から見て「第三者機関に既に企業情報を登録している、検証可能な実在企業」と認識されます。これにより審査が大幅にスムーズになり、発行までの所要時間も短縮されます。
🔍 自社の DUNS ナンバーを調べる
すでに DUNS ナンバーを持っているかは、以下のページから確認できます。
過去に米国政府関連の取引や Apple App Store 開発者登録、海外法人取引などをされている場合、すでに DUNS が割り当てられている可能性があります。
📝 DUNS ナンバーの取得方法
DUNS ナンバーは、Dun & Bradstreet 社の日本支社(東京商工リサーチ)から無料で取得できます。
取得の流れ
-
東京商工リサーチの DUNS 申込みページから申請
D&B の日本における提携機関である東京商工リサーチから、Web で申込みできます。
-
企業情報の入力
英語企業名・英語住所・電話番号などを正確に入力します。SSL/TLS 証明書発行時に CSR と一致させる必要があるため、表記を統一しておきましょう。
-
D&B 側で登録処理
申請後、D&B 側で重複チェック・登録処理が行われます。通常 2〜4 週間程度で DUNS ナンバーが発行されます。
-
DUNS ナンバーを取得
発行された 9 桁の DUNS ナンバーは、以降のグローバルビジネス全般で利用できます。
DUNS 取得には通常 2〜4 週間かかります。SSL/TLS 証明書の発行をお急ぎの場合は、DUNS ナンバーがわからなくてもお申込み可能です。認証局による実在確認は、DUNS 以外の方法でも実施できます。
🆘 DUNS なしでも申込み可能です
DUNS ナンバーをお持ちでない場合でも、SSL/TLS 証明書の申込みは可能です。認証局は DUNS 以外にも以下の方法で企業実在性を確認します。
- 登記簿謄本・履歴事項全部証明書
- 電話帳・公的データベース
- 電話認証(公開電話番号での担当者確認)
- 法人マイナンバー登録情報
ただし、DUNS をお持ちの場合と比べて審査時間が長くなる場合があります。発行までの時間を短縮したい場合は、DUNS 取得のご検討をおすすめします。