本文へスキップ
重要 SSL/TLS証明書 47日間ルール正式決定 — ACME自動更新の導入を推奨しております。 Phase 2(100日へ短縮)まで 306日
300,000枚 累計発行
17,206社 利用中
19年 運営
24時間365日 自動発行
MMicrosoft IIS

IIS 環境での CSR 作成手順

Windows Server 環境の Microsoft IIS(インターネット インフォメーション サービス)で SSL/TLS 証明書を導入するための CSR 作成方法。

📋 対応バージョン IIS 10(Windows Server 2016 / 2019 / 2022)/ IIS 8.5(Windows Server 2012 R2)/ IIS 7.5(Windows Server 2008 R2)。本ガイドは IIS 10 を中心に説明します。
⚠️ サポート終了OSにご注意 Windows Server 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 は既に Microsoft の延長サポートが終了しています。セキュリティリスク回避のため、Windows Server 2019 / 2022 への移行を強く推奨します。

📋 手順(GUI 操作)

  1. IIS マネージャーを開く

    サーバマネージャーから「ツール」→「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー」を起動します。

    または、Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開き、inetmgr と入力して Enter。

  2. サーバ証明書を選択

    左側のツリーから、サーバ名を選択します(特定のサイトではなく)。

    右側の「機能ビュー」から「サーバ証明書」をダブルクリックします。

  3. 「証明書の要求の作成」をクリック

    右側の「操作」パネルから「証明書の要求の作成...」をクリックします。

    ウィザードが起動します。

  4. 識別名のプロパティを入力

    ウィザード画面で、以下の項目を入力します。

    項目入力内容
    一般名
    (Common Name)
    証明書を導入するサイトのFQDNexample.com
    ワイルドカードの場合 *.example.com
    組織正式英語組織名(OV/EVのみ)NIJIMO, INC.
    組織単位部署名(任意)IT Department または空欄
    市区町村ローマ字Shibuya-ku
    都道府県ローマ字Tokyo
    国/地域ドロップダウンから日本を選択JP (Japan)
    ⚠️ OV/EV の組織情報は正確に 組織名・市区町村・都道府県は、iタウンページなど第三者データベースに登録されている情報と一致させてください。不一致の場合、認証局の組織審査で差し戻しになる可能性があります。
  5. 暗号化サービス プロバイダーのプロパティ

    暗号化サービス プロバイダーは 「Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider」を選択(デフォルト)。

    ビット長は 2048 を選択。

    ✅ 推奨設定(2026年版)
    • 暗号化サービス プロバイダー: Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider
    • ビット長: 2048(最低限)/ 4096(より高セキュリティ)
    💡 ECC を使いたい場合 ECC(楕円曲線暗号)を使う場合は、「Microsoft ECDH SChannel Cryptographic Provider」を選択します。ただし、認証局や用途によって対応状況が異なるため、まずは RSA 2048bit から始めることをお勧めします。
  6. CSR ファイルの保存先を指定

    ファイル名を指定(例: C:\inetpub\csr\example.com.txt)して「完了」をクリック。

    指定したパスに CSR ファイルが保存されます。

  7. CSR ファイルの内容を確認

    保存された CSR ファイルをメモ帳などで開き、内容を確認します。

    -----BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST-----
    MIIDhTCCAm0CAQAwQjELMAkGA1UEBhMCSlAxDjAMBgNVBAgMBVRva3lvMRMwEQYD
    VQQHDApTaGlidXlhLWt1...(省略)...
    -----END NEW CERTIFICATE REQUEST-----
    💡 IIS の CSR は NEW CERTIFICATE REQUEST OpenSSL で作成した CSR は BEGIN CERTIFICATE REQUEST ですが、IIS で作成した CSR は BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST となります。どちらも問題なく使用できます
  8. CSR を SSL ストアの管理画面に貼り付け

    CSR ファイルの中身(-----BEGIN NEW CERTIFICATE REQUEST----- から -----END NEW CERTIFICATE REQUEST----- まで全て)を SSL ストアの管理画面の「CSR」欄に貼り付けます。

    💡 サーバソフトウェアの選択 管理画面でサーバソフトウェアを選択する場面では、「Microsoft IIS」を選択してください。

🔑 PowerShell でのコマンドライン CSR 作成

GUI ではなく、PowerShell でコマンドラインから CSR を作成することもできます。自動化・スクリプト化に便利です。

PowerShell(New-CertificateRequest スクリプト)
# INFファイルを作成
$inf = @"
[Version]
Signature="`$Windows NT$"

[NewRequest]
Subject = "CN=example.com, O=NIJIMO INC., L=Shibuya-ku, S=Tokyo, C=JP"
KeySpec = 1
KeyLength = 2048
Exportable = TRUE
MachineKeySet = TRUE
SMIME = False
PrivateKeyArchive = FALSE
UserProtected = FALSE
UseExistingKeySet = FALSE
ProviderName = "Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider"
ProviderType = 12
RequestType = PKCS10
KeyUsage = 0xa0

[Extensions]
2.5.29.17 = "{text}"
_continue_ = "DNS=example.com&"
_continue_ = "DNS=www.example.com&"
"@

# INFファイルを保存
$inf | Out-File -FilePath "C:\temp\example.inf" -Encoding ASCII

# CSR生成
certreq -new "C:\temp\example.inf" "C:\temp\example.csr"

📦 証明書のインストール(証明書発行後)

SSL/TLS 証明書が発行されたら、同じ CSR を作成したサーバ上で 証明書をインポートします。秘密鍵が CSR 作成時に内部的に生成されているため、別のサーバへのインストールはできません。

👉 詳しくは IIS への証明書インストール手順 をご参照ください。

⚡ Win-ACME で完全自動化

Windows / IIS 環境でも ACME 自動更新が可能 Win-ACME は Windows / IIS 環境向けの ACME クライアントです。FujiSSL / Sectigo の証明書取得から更新までを完全自動化できます。47日ルール時代の運用に最適。

❓ よくあるご質問

Q. CSR を作成したサーバとは別のサーバに証明書をインストールできますか?

原則としてできません。IIS で CSR を作成すると、秘密鍵はそのサーバ内に保存されます。証明書のインポートも同じサーバで行う必要があります。

どうしても別サーバに移したい場合は、証明書インポート後に「証明書のエクスポート(秘密鍵を含む)」を行い .pfx ファイルとして書き出してから、別サーバにインポートします。

Q. IIS で作成した CSR を Apache や Nginx で使えますか?

CSR 自体は使えますが、秘密鍵が IIS 内部に保存されているため、そのままでは使用できません。秘密鍵を .pfx 形式でエクスポートし、OpenSSL で PEM 形式に変換する必要があります。

Apache / Nginx で使いたい場合は、最初から OpenSSL コマンドで CSR と秘密鍵を作成することをお勧めします。

Q. ワイルドカード証明書の CSR はどう作成しますか?

「一般名」(Common Name)に *.example.com のように先頭にアスタリスクを付けて入力します。それ以外は通常の CSR 作成と同じです。

Q. 古い IIS 7.5 / 8.5 でも同じ手順で作成できますか?

基本的な手順は同じです。ただし、画面のUI・項目名・ボタン配置は若干異なります。IIS 7.5(Windows Server 2008 R2)はサポート終了のため、可能な限り Windows Server 2019 / 2022 への移行をご検討ください。